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2008年4月14日 (月)

派閥政治の毒

 昨日の日記で書いたように、自民党には大小の派閥がある。その中でも、田中派(経世会)と福田派(清風会)は相反する政治傾向を持っている。田中派が経済成長優先だとしたら、福田派は財政優先主義というふうである。出合い系ファン

 ひとつの党に、こうした傾向の違うグループが存在することで、自民党は活力を保ってきた。そしてその派閥の長がつぎつぎと総裁・首相になることで、ある意味で擬似的な政権交代が行われてきた。そしてその総裁・首相のもとで、派閥均衡人事が行われ、それぞれの派閥がその特色を出して、政策を補完し合うことになる。

 しかし、派閥政治には重大な弊害がある。それは首相が派閥の長たちの密室の談合で決められることが多いということだ。そしてひとつの党が相反する政策を持っているので、国民は選挙で政策を選択できないことになる。つまり、民主主義が正常に機能しない。

 さらに、派閥均衡人事のために、内閣として政策を統一することがむつかしい。たとえば田中派の建設大臣は景気回復優先で動き、福田派の大蔵大臣が財政優先で動いた場合、内閣は相互に矛盾する政策を同時に実行することになる。自動車にたとえれば、アクセルを踏みながら、同時にブレーキをふんでいるようなもので、ガソリンばかり使いながら、車は前に進むことが出来ない。

 実はこうしたことが、これまで自民党政治の派閥政治の縦割り行政で行われてきた。バブルが崩壊して、失われた10年が11年、12年になろうとしているが、依然として日本経済は動き出さず、その間に空しく消費された燃料費は累積して莫大な借金になっている。この先も、自民党主導の派閥政治が続く限り、この窮地を脱することはむつかしいだろう。
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